純金積立が高騰した背景

純金積立が高騰した背景

純金が最も高かったのはソ連のアフガニスタン侵攻、イランイラク戦争のあった1980年前後で、当時は1トロイオンス=850ドルまで買われました。

今から思えば信じられない水準であり、この頃から純金積立をしていると損切りを余儀なくされていたかもしれません。

ただ、冷戦が終わり、米国経済が隆盛を極めると、資金は純金からドル買いに向かい、さらに財政が悪化した旧ソ連、欧州の各国政府や中央銀行が保有する純金を売却する動きも加速したため、1999年には252ドルまで値を下げました。

あの当時の純金への投資は原始的な過去のものとなり、「金は死んだ。」とまで言われるようになります。

しかし、それから数年も経たないうちに、再び純金が見直され始めました。

2000年の日本は不景気真っ只中であり、日本経済は破綻して、円が紙くずになるとまで揶揄されていました。当時から純金積立でコツコツと資産を形成していた人は、今では貴重な財産となっているはずです。

米国の同時多発テロの後に万国の共通通貨としての価値が再確認され、また、イラク戦争は有事の純金が復活する転換点にもなってしまいました。

その後もバリ島、スペイン、ロンドンといった世界各地でテロが相次ぎ、皮肉にも世界から平和が遠ざかるほど純金積立に人気が集まりました。

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